专利摘要:
裏面研削工程、ダイシング工程及びピックアップ工程およびダイアタッチ工程を同時に行うことができる半導体パッケージ用複合機能テープを提供する。特に、粘着層と第2の接着層との界面に、紫外線硬化剤を含み紫外線照射時に粘着層とともに硬化する第1の接着層をおくことで、複合機能テープの粘着層の剥離特性をより向上させることができる。本発明に係る半導体パッケージ用複合機能テープは、基材フィルムの一面に形成された紫外線硬化型粘着層、前記紫外線硬化型粘着層上に形成される第1の接着層及び第2の接着層を備える。
公开号:JP2011515839A
申请号:JP2010550605
申请日:2009-03-13
公开日:2011-05-19
发明作者:ソク ソン,キュ;ボム チュン,チャン;ヒュン チョ,ジェ;ハ フヮン,ヨン
申请人:チェイル インダストリーズ インコーポレイテッド;
IPC主号:H01L21-60
专利说明:

[0001] 本発明は、半導体パッケージ用複合機能テープ及びこれを用いた半導体素子の製造方法に関する。]
背景技術

[0002] 半導体装置の高容量化を実現するためには、一般的に、単位面積当りのセルの数を増やす質的な側面の高集積化技術と、複数のチップを積層して容量を増やす量的な側面のパッケージング技術がある。
従来のパッケージング技術においては、多層チップ積層パッケージ(multi−chip package)(MCP)方法が主に用いられてきた。これは複数のチップを接着剤により互いに上下に積層し、チップをワイヤボンディングを用いて互いに電気的に連結する構造である。その結果、ワイヤボンディングのスペース分だけ、パッケージ全体の大きさが積層されたチップの体積より大きくなり、不必要な空間が存在した。]
[0003] このMCP方法の不備点を改善しようと登場したのがウエハレベル積層パッケージ(wafer level stack packageing)(WSP)法である。WSPは、回路が形成されたウエハにシリコン貫通電極を形成し、これを導電性物質で満たし、電気的に層間を直接連結するパッケージング方法である。
MCP方法およびWSP方法は、いずれも複数のチップを接着剤により接着して上下に積層する方式で、量的な側面から半導体デバイスの容量を増やす方法である。この中でMCP方法は、ワイヤボンディングによりチップとチップを電気的に連結するので、各チップは開放端の回路形成面を有し、その反対面(すなわち研削された面(ground side))に接着剤を塗布してチップを互いに連結するようになっている。]
[0004] 従って、MCP方法では、裏面研削工程でのみ別途の粘着テープを回路形成面に付着させることが求められる。それ以後のダイシング工程とピックアップ/ダイアタッチ工程は、粘着層と接着層がともに形成されたテープを回路形成面の反対面(研削された面)に付着して行うことができる。]
[0005] 言い換えれば、裏面研削工程に用いられる粘着テープには、裏面研削工程に用いられる機能以外に機能を付与することができない。
ところが、WSP方法は、ワイヤボンディングではなく、チップとチップを貫通電極により直接連結するので、チップの回路形成面に接着剤を塗布してチップを連結しなければならない。]
[0006] 従って、WSP方法では、裏面研削工程にのみ用いられるテープの代わりに、裏面研削工程だけでなくダイシング工程とピックアップ/ダイアタッチ工程とをに適用することもできるテープが求められている。]
発明が解決しようとする課題

[0007] 本発明の一態様は、WSP法において、裏面研削工程、ダイシング工程および/またはピックアップ/ダイアタッチ工程を、単一の複合機能テープを用いて、連続して行うことができる半導体素子パッケージ用複合機能テープを提供する。]
[0008] 本発明の他の態様は、前記複合機能テープを用いた半導体素子の製造方法を提供する。]
課題を解決するための手段

[0009] 本発明は、上記の課題を解決するために着想され、本発明の一態様は、WSP法における裏面の研削工程、ダイシング工程および/またはピックアップ/ダイアタッチ工程に共通して適用できる半導体パッケージ用複合機能テープを提供する。]
[0010] 本発明の他の態様は、前記複合機能テープを用いた半導体素子の製造方法を提供する。]
[0011] 本発明の一実施形態によれば、半導体パッケージ用複合機能テープは、基材フィルムの一面に形成された紫外線硬化型粘着層、前記粘着層上に形成される第1の接着層及び第2の接着層を備え、複数の素子を有する半導体基板の素子形成面の反対面を研削する工程および研削された半導体基板面に紫外線硬化型粘着層が形成されたダイシングテープを用いて半導体基板をそれぞれのチップにダイシングする工程を行う間、前記複合機能テープはその上に複数の素子を有する半導体基板の素子形成面に接着され、前記複合機能テープの第1の接着層と第2の接着層は、前記ダイシング工程により分離されたそれぞれのチップをピックアップしてダイアタッチする間、前記それぞれのチップに接着されていることを特徴とする。]
[0012] 本発明の他の実施態様によれば、半導体パッケージ用複合機能テープは、基材フィルムの一面に形成された紫外線硬化型粘着層、前記粘着層上に形成される第1の接着層及び第2の接着層を備え、複数の素子を有する半導体基板の素子形成面の反対面を研削する工程と、前記半導体基板を半導体基板の研削面に接着した紫外線硬化型粘着層を有するダイシングテープを備えるそれぞれのチップにダイシングする工程とを行う間、前記複合機能テープはその上に複数の素子を有する半導体基板の素子形成面に接着され、前記ダイシング工程により分離されたそれぞれのチップをピックアップしてダイアタッチする間、複合機能テープの前記第1の接着層と第2の接着層はそれぞれのチップに接着していることを特徴とする。]
[0013] 本発明のさらなる実施形態によれば、半導体素子の製造方法は、基材フィルムの一面上の紫外線硬化型粘着層、粘着層上の第1の接着層及び第2の接着層を含む複合機能テープをバンプ(回路パターン)が形成された半導体基板の一面に接着する工程と、半導体基板の裏面を研削する工程と、前記半導体基板の研削された面にダイシングテープを接着する工程と、半導体基板をそれぞれのチップにダイシングする工程と、ダイシングテープを除去して前記第1の接着層および第2の接着層が接着された前記チップをピックアップする工程と、チップを第1の接着層及び第2の接着層を用いてダイアタッチする工程とを含む。]
[0014] 本発明のさらなる実施形態によれば、半導体素子の製造方法は、基材フィルムの一面上の紫外線硬化型粘着層、粘着層上の第1の接着層及び第2の接着層を備える複合機能テープを、バンプ(回路パターン)が形成された半導体基板に接着する工程と、半導体基板の裏面を研削する工程と、半導体基板をそれぞれのチップにダイシングする工程と、第1の接着層および第2の接着層が接着したチップをピックアップする工程と、前記チップを前記第1の接着層及び第2の接着層を用いてダイアタッチする工程とを含む。]
発明の効果

[0015] 一実施形態によれば、半導体パッケージ用複合機能テープは、裏面研削工程、ダイシング工程及びピックアップ−ダイアタッチ工程を1つのテープにより連続して行うことが可能になる。特に、複合機能テープは粘着層と第2の接着層との界面に紫外線硬化剤を含む第1の接着層を含み、紫外線硬化時に第1の接着層が粘着層とともに硬化することにより、粘着層の剥離特性を大きく向上させることができる。]
[0016] この複合機能テープを用いれば、裏面研削工程とピックアップ−ダイアタッチ工程とを1つのテープを用いて連続して行うことができる。さらに、裏面研削工程、ダイシング工程及びピックアップ−ダイアタッチ工程までも1つのテープを用いて連続して行うことができる。]
図面の簡単な説明

[0017] 本発明の、上記のまたはその他の態様、特徴および効果は、下記図面と共に、以下の説明及び実施例から明らかとなる。
本発明の一実施形態に係る半導体パッケージ用複合機能テープを示す断面図である。
本発明の第一実施形態による半導体素子の製造方法を示す断面図である。
本発明の第一実施形態による半導体素子の製造方法を示す断面図である。
本発明の第一実施形態による半導体素子の製造方法を示す断面図である。
本発明の第一実施形態による半導体素子の製造方法を示す断面図である。
本発明の第一実施形態による半導体素子の製造方法を示す断面図である。
本発明の第一実施形態による半導体素子の製造方法を示す断面図である。
本発明の第一実施形態による半導体素子の製造方法を示す断面図である。
本発明の第一実施形態による半導体素子の製造方法を示す断面図である。
本発明の第二実施形態による半導体素子の製造方法を示す断面図である。
本発明の第二実施形態による半導体素子の製造方法を示す断面図である。
本発明の第二実施形態による半導体素子の製造方法を示す断面図である。
本発明の第二実施形態による半導体素子の製造方法を示す断面図である。
本発明の第二実施形態による半導体素子の製造方法を示す断面図である。
本発明の第二実施形態による半導体素子の製造方法を示す断面図である。]
実施例

[0018] 以下、本発明の例示的な実施形態を図面を参照して詳細に説明する。]
[0019] 図1は、本発明の一実施形態に係る半導体パッケージ用複合機能テープを示す断面図である。] 図1
[0020] 図1を参照すると、複合機能テープは、基材フィルム100、粘着層110、第1の接着層105、第2の接着層120及び保護フィルム130を備える。] 図1
[0021] ただし、本発明で「接着層」は専ら被着体への接着を可能にする層を意味し、「粘着層」は被着体への粘着後に、硬化などの処理後にそこから除去しうる層を意味する。例えば、紫外線硬化性粘着剤は、半導体ウエハなどに粘着剤を適用した後、紫外線を照射することにより硬化させ、剥がすことができる粘着剤を意味する。]
[0022] また、接着層は、半導体ウエハがダイシングされ、チップがピックアップされるときに、半導体ウエハに接着し、粘着層からは剥がされるもののそれぞれのチップに接着しており、チップを基板やリードフレームに固定するときの接着剤として用いることができる層を意味する。]
[0023] また、粘着剤層は、接着剤層より被着体との剥離力が小さく、一時的な結合のために用いられる層を意味する。]
[0024] 本発明の複合機能テープは、ウエハの裏面研削工程、ダイシング工程及びダイボンディング工程を通じて一貫して用いることができるので、特に接着剤を半導体ウエハの回路形成面に形成してダイアタッチするWSP方法に用いる場合、非常に有用である。]
[0025] <基材フィルム>
本実施形態の複合機能テープ10の基材フィルム100について説明する。]
[0026] 本発明の基材フィルム100は、基本的に従来の裏面研削工程に用いられるテープの基材フィルムと同様である。]
[0027] 裏面研削工程用テープの基材フィルムとして多様なプラスチックフィルムが用いられる。例えば、基材フィルムとしては、伸張可能な熱可塑性のプラスチックフィルムが用いられる。]
[0028] 裏面研削工程中に発生する物理的衝撃を回路設計されたウエハが受ければ、クラックが発生したり割れたりする恐れがある。]
[0029] 従って、基材フィルムが熱可塑性及び伸張可能性を特性に有し、裏面研削工程中の物理的衝撃をフィルムが吸収して衝撃を緩和させることにより、ウエハを保護する。]
[0030] さらに、基材フィルム100は、紫外線透過性であることが望ましい。特に粘着層110が紫外線硬化型粘着組成物なので、粘着組成物が硬化可能な波長の紫外線に対して透過性の良好なフィルムであることが望ましい。]
[0031] 従って、基材フィルム100は、紫外線吸収剤などは含まない。]
[0032] また、基材フィルム100は、化学的な安定性を有している。裏面研削工程時には物理的衝撃にさらされ、研磨中にCMPスラリーに接触するので、基材フィルム100は、化学的な安定性を有するように形成される。]
[0033] 一般に、ポリオレフィン系高分子等の重合体は、化学的に安定なので、基材フィルム100に適している。]
[0034] このような基材フィルムとして用いることができるポリマーフィルムの例としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン/プロピレン共重合体、ポリブテン−1、エチレン/酢酸ビニル共重合体、ポリエチレン/スチレンブタジエンゴムの混合物、ポリビニルクロリドフィルムなどのポリオレフィン系フィルムなどが含まれる。]
[0035] また、基材フィルムは、ポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネート、ポリ(メチルメタクリレート)等のプラスチックや、ポリウレタン、ポリアミド−ポリオール共重合体などの熱可塑性エラストマー、及び、これらの混合物を用いることができる。]
[0036] また、これら基材フィルム100は、裏面研削時の衝撃吸収性や粘着層への接着力を改善するために積層構造を有してもよい。]
[0037] 前記基材フィルムは、ポリオレフィンチップをブレンドして溶融させ、ポリオレフィン溶融物を製造し、その後ポリオレフィン溶融物を押出またはブローイングしてフィルムを形成することもできる。]
[0038] ブレンドするチップの種類に応じて形成されるフィルムの耐熱性及び機械的物性が決定される。基材フィルムは、粘着層110との接着力を増加させるために表面改質をすることもできる。]
[0039] 表面改質は、物理的方法、化学的方法のいずれも可能である。物理的方法としてはプラズマ処理をすることができ、化学的方法としてはインラインコーティング処理ないしプライマー処理などの方法を用いることができる。本実施形態では、コロナ放電処理により、粘着層110がコーティング可能なように表面を改質した。]
[0040] 基材フィルム100の厚さは、作業性、紫外線透過性などの観点から30〜300μmが望ましい。]
[0041] 基材フィルムが30μm以下ならば、紫外線照射時に発生する熱により容易にフィルムの変形が起こり、裏面研削時に発生する物理的衝撃を十分に緩和できない。基材フィルム100の厚さが300μm以上ならば、完成品1つのロールの長さが厚さに比べて短くなり、実使用上はロール交替にかかる時間が増加し望ましくない。]
[0042] バンプが形成された凹凸が激しいウエハ表面を充填するためには、基材フィルム100の厚さは50〜200μmがより望ましい。]
[0043] <粘着層>
本実施形態の複合機能テープ10を構成する紫外線硬化型粘着層100について説明する。]
[0044] 粘着層100の材料は特別に制限はないが、粘着層材料の選択に際し紫外線照射前と紫外線照射後の性質が重要である。紫外線照射前は強いタック(Tack)で粘着層上部の第1の絶縁接着層105、第2の絶縁接着層120及びウエハを強く支持し、裏面研削工程時に揺れたり動いたりしてウエハが損傷するのを防止し、各層の界面にCMPなどの化学物質が浸透するのを防止する。また、紫外線照射後は、粘着層が架橋反応により凝集力が増加して収縮し、第1の絶縁接着層105と粘着層110との界面で接着力が顕著に減少することにより、リール(Reel)形状の接着テープによって、第1の絶縁接着層105と第2の絶縁接着層120が接着されたウエハから粘着層110と基材フィルム2が容易に剥がれなければならない。即ち、前記のような紫外線照射前後の性質を満たすものであれば、いかなる材料も粘着層110に使用可能である。]
[0045] 一般に、裏面研削工程に用いられるテープの粘着層110は、紫外線硬化型組成物または紫外線非硬化型組成物を含む。]
[0046] 一般的な裏面研削工程テープでは、紫外線非硬化物組成物は、紫外線照射前には比較的小さい接着力であるため、紫外線を照射しなくてもリール形状の接着テープにより粘着層はウエハから容易に剥離された。]
[0047] しかし、WSP法では、粘着層110は有機界面である第1の絶縁接着層105から剥離されなければならない。この場合、紫外線非硬化物組成物で形成された接着層は、リール形状の接着テープにより実質的に剥離されないので、WSP法で使用するテープの粘着層には紫外線硬化型組成物を使用する。]
[0048] 紫外線硬化型組成物は、大きく2種類の組成物がある。1つには、まず塗膜を形成して支持する役割をするアクリル粘着バインダーと紫外線硬化型アクリレートとの混合組成物がある。もう1つの組成物は、アクリル粘着バインダーの側鎖に紫外線硬化型アクリレートを導入した構造である。]
[0049] 混合組成物形態は、一般の裏面研削テープに適用した場合、紫外線硬化型アクリレートの大部分が低分子物質であっても、接着する対象部材がウエハのような無機物であるため、転移が発生しない。従って、紫外線照射後に粘着層とウエハ界面との間の接着力が顕著に減少し、リール形状の接着テープにより剥がすことが可能である。]
[0050] しかし、WSP用接着フィルムのように粘着層110が第1の絶縁接着層105のような有機界面と接している場合には、粘着層が混合組成であると、第1の絶縁接着層105に低分子アクリレートの一部転移が起き、転移過程にあるアクリレートが紫外線により硬化するため、むしろ紫外線照射後に界面間で接着力が増加する。]
[0051] 従って、本発明での粘着層110は、混合組成ではなくバインダー側鎖に紫外線硬化が可能な炭素−炭素二重結合を導入した形態が望ましい。]
[0052] 粘着成分を示す粘着樹脂側鎖に炭素−炭素二重結合を有する低分子物質を化学的反応により導入し、1つの分子のように挙動するようにした形態を内在型粘着組成物という。]
[0053] 内在型粘着組成物の製造方法は、粘着樹脂重合段階、2段階は重合された粘着樹脂に炭素−炭素二重結合を付加する段階である。]
[0054] 内在型粘着バインダーの炭素−炭素二重結合を有する低分子アクリレートを導入する反応機構は、次のようなものがある。]
[0055] 反応機構は、カルボキシル基とエポキシ基の組み合わせ、ヒドロキシル基とイソシアネート基の組み合わせ、カルボキシル基とアミン基の組み合わせなどのアクリル側鎖に重合反応させやすい官能基の組合わせによって得られる。]
[0056] これ以外にも、炭素−炭素二重結合を有する低分子アクリレートを粘着高分子側鎖に導入できる反応機構を可能にするものであれば、どの官能基の組合わせであれ使用が可能である。各官能基は、高分子粘着バインダー又は低分子アクリレートに選択的に適用することが可能である。]
[0057] 本実施形態で製造した内在型粘着バインダーは、分子量が100,000〜1,000,000の間であり、これは共重合したバインダー側鎖に、炭素−炭素二重結合を有し、かつ末端イソシアネート基を含む低分子物質をウレタン反応で導入し製造される。]
[0058] 製造した粘着バインダーに加えて、熱硬化剤、光開始剤などを混合して紫外線硬化型粘着組成物を製造し得る。]
[0059] 熱硬化剤は、粘着バインダー側鎖に導入された官能基と反応して硬化することができるものならば、いかなるものであれ使用可能である。]
[0060] 側鎖に導入された官能基がカルボキシル基の場合には、硬化剤としてエポキシ硬化剤を用い、側鎖に導入された官能基がヒドロキシル基ならば、イソシアネート硬化剤を用い得る。]
[0061] これ以外にもメラミン硬化剤などを熱硬化剤として用いることができ、エポキシ硬化剤、イソシアネート硬化剤、メラミン硬化剤などを2成分以上混合して用いることができる。]
[0062] ポリオレフィン系基材フィルムに接着力を与えるためには、熱硬化剤は粘着層に必ず添加しなければならない。]
[0063] 光開始剤としては、ケトン系、アセトンフェノン系光開始剤等、紫外線により分子鎖が切れてラジカルを生成できるものならば、いかなるものであれ使用可能である。]
[0064] 光開始剤を粘着層に添加すれば、粘着バインダー側鎖の炭素−炭素二重結合がラジカルにより架橋反応をし、架橋反応により粘着層のガラス転移温度が上昇し、粘着層はタック(tack)性を消失するようになる。結果として、粘着層を第1の絶縁接着層105から剥がすのに力があまり必要とされない。]
[0065] 基材フィルム100に粘着層110を形成させるには、直接コーティングすることもでき、離型フィルムに粘着層をコーティングし、乾燥完了後に転写方式により基材フィルムに転写することもできる。]
[0066] 一般に、ポリオレフィン基材フィルムに直接粘着層をコーティングする場合には、粘着層の乾燥温度が通常60℃以上なので、乾燥機を経る間にポリオレフィン基材フィルムの収縮が大きく起きて寸法が不安定になるので、転写コーティングによって基材フィルム上に粘着層を形成する。]
[0067] 前者であれ後者であれ、粘着層110を形成する塗布方法は、バーコーティング、グラビアコーティング、コンマコーティング、リバースロールコーティング、アプリケータコーティング、スプレーコーティングなど、基材フィルム上に粘着塗膜を形成することができるならば、いかなる方式であれ用い得る。]
[0068] <第1の接着層>
本実施形態に係る複合機能テープ10は、基材フィルム100上に粘着層110をコーティングし、粘着層110上に第1の(絶縁)接着層105が積層されている。]
[0069] 第1の絶縁接着層105は、接着層の一部が紫外線に反応して硬化するように設計され、紫外線照射により粘着層110の硬化だけでなく、これに接する第1の絶縁接着層105も硬化して複合機能テープの剥離特性を卓越して向上させている。]
[0070] 第1の絶縁接着層105は、最終的に上下のチップ間を付着させる接着剤として働くので、半導体パッケージレベルの信頼性を満たす特性を有する。また、パッケージングをするための工程性、即ち裏面研削完了後に第1の絶縁接着層105および第2の絶縁接着層120からこれら接着層の損傷なしに基材フィルム100、粘着層110を除去するために、加工性、すなわち剥離性能が改善されている。]
[0071] 第1の絶縁接着層105も、第2の絶縁接着層120のように、60℃近くの温度で回路が設計された凹凸が激しいウエハ表面に付着され、ダイシングが完了した後には約200℃の温度でリードフレームやPCB基板のような支持部材にダイアタッチするようになる。]
[0072] 第1の絶縁接着層105を構成する組成は、半導体パッケージレベルの信頼性を満たしながら上下のチップ間の接着力を維持するものならば、いかなるものであれ可能である。]
[0073] 工程的な側面で剥離性の改善の必要性とは関わりなく、WSP法でチップを多段に積層する場合、第2の絶縁接着層120と接している第1の絶縁接着層105も反対面にウエハなどと接着をなすためである。]
[0074] 本発明の一実施形態によれば、第1の絶縁接着層105の組成は、フィルム形成能を有する高分子量のアクリル樹脂と、硬化部であるエポキシ樹脂との混合物で構成する。]
[0075] 第1の絶縁接着層105であれ第2の絶縁接着層120であれ、いずれもフィルム形態の接着剤であるため、接着力を示す硬化部と共にフィルム形成能に優れた熱可塑性樹脂を第1および第2の絶縁接着層105、120内に用いる。]
[0076] 本発明の一実施形態では、この熱可塑性樹脂としてアクリル樹脂を用いた。アクリル樹脂は、アクリル酸エステルまたはメタクリル酸エステル及びアクリロニトリルの共重合体であるアクリルゴムを例に挙げることができる。]
[0077] エポキシ樹脂は、硬化して接着力を示すものならば、いずれも用い得る。ただし、硬化反応を生ずるためには官能基が2以上でなければならないので、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、フェノールノボラック型エポキシ樹脂およびクレゾールノボラック型エポキシ樹脂からなる群から選ばれたエポキシ樹脂を用い得る。]
[0078] また、第1の絶縁接着層105にはエポキシ樹脂を硬化させるための硬化促進剤を用いることができる。硬化促進剤は、イミダゾール硬化促進剤やアミン硬化促進剤、フェノール硬化促進剤などから選ばれ得る。]
[0079] アクリル樹脂、エポキシ樹脂及び硬化促進剤は、硬化時に水分吸収が低いものを用いなければならない。また、第1の絶縁接着層105は寸法安定及び耐熱特性向上のために、シリカなどの無機粒子をさらに含み得る。]
[0080] 第1の絶縁接着層105は、必要ならばシランカップリング剤をさらに含み得る。]
[0081] 半導体パッケージレベルの信頼性を有し、かつ接着性能を有する組成物に加え、第1の絶縁接着層105は、紫外線により硬化可能な炭素−炭素二重結合を有する高分子を含む。]
[0082] 第1の絶縁接着層105上の粘着層110が紫外線硬化によりタックを減少したとしても、ウエハ等からのリール(reel)形状の接着フィルムによる剥離が難しいため、第1の絶縁接着層105も紫外線により硬化させ、剥離性を向上させる。]
[0083] 本発明の一実施形態では、第1の絶縁接着層105に添加する炭素−炭素二重結合を有する化合物は、高分子物質であり得る。]
[0084] 紫外線硬化をしても、オリゴマーやモノマー形態の低分子量化合物は、それが接している粘着層110への一部転移が発生しやすく、転移過程の化合物が紫外線によって、粘着層と低分子量化合物との界面で硬化し、それにより紫外線照射後に剥離性が相当に損なわれる。]
[0085] 従って、本発明の一実施形態では、第1の絶縁接着層105に添加する紫外線硬化型化合物として高分子側鎖に炭素−炭素二重結合を導入した高分子化合物を使用した。]
[0086] 本発明の一実施形態で用いた高分子の紫外線硬化型化合物は、分子量が100,000〜1、000,000であり、共重合したバインダー側鎖に炭素−炭素二重結合を有し、末端にイソシアネート基を含む低分子量物質をウレタン反応で導入した粘着バインダーである。]
[0087] 第1の絶縁接着層105は、接着層の主構成成分であるアクリル樹脂、エポキシ樹脂および硬化促進剤を合わせた100重量部に対して0.1〜10重量部の紫外線硬化型高分子化合物を含む。]
[0088] 紫外線硬化型高分子化合物を混合する量が0.1重量部未満ならば、第1の絶縁接着層105は紫外線硬化反応をしない。結果としてタックが十分に低下せず、粘着層110と第1の絶縁接着層105との間の剥離性が改善されない。また、混合する量が10重量部を超えるならば、第1の絶縁接着層105自体のチップとの接着力低下をもたらす。]
[0089] 紫外線硬化型化合物を第1の絶縁接着層105に混合したので、紫外線照射によりラジカル硬化反応を引き起こすための光開始剤を混合しなければならない。]
[0090] 添加する光開始剤は、紫外線硬化型化合物100重量部に対して0.1〜5重量部を混合し得る。]
[0091] 紫外線照射後の第1の絶縁接着層105と粘着層110との間の180°平均剥離力は0.01N/25mm以下の値を有する。]
[0092] 第1の絶縁接着層105のコーティング方法も、粘着層110と同様に、均一の塗膜を形成できるものならば、いかなるコーティング方法で形成してもよい。]
[0093] 第1の絶縁接着層105の厚さは1〜100μm、より望ましくは2〜30μmが良い。第1の絶縁接着層105が2μm以下の厚さでは、上下のチップ間の適切な接着力を示せない。また、30μmを超える厚さは、半導体パッケージのサイズを大きくする。30μmを超える厚さは、チップとチップ、チップと基板の間を接着するときに厚さを均一にするのが難しく、液状接着剤を用いるときのようなフィレット(Fillet)現象が発生し、半導体パッケージングの信頼性を損なうおそれがある。]
[0094] <第2の接着層>
次に、複合機能テープ10の第2の(絶縁)接着層120について説明する。]
[0095] 第2の絶縁接着層120は、ウエハ表面と直接接着する接着層で、WSP法の場合には、バンプおよび凹凸の大きい表面を有するウエハ表面をボイドなしに積層しなければならず、その後、ダイアタッチを通じてチップの上下間を強く接着させなければならない。]
[0096] 即ち、第2の絶縁接着層120は、最終的にチップの上下間を付着させる接着剤として用いるので、半導体パッケージレベルの信頼性を満たすための特性を有している。また、第2の絶縁接着層120は、パッケージング加工性を有する。即ちマウント工程時に凹凸のあるウエハ面をボイドなしに充填し、ダイシング工程中にチッピングやチップクラックを防止し、ダイアタッチ後もスウェリング等による信頼性低下を防止する。]
[0097] 第2の絶縁接着層120は、60℃近くの温度で回路バンプが形成されたウエハの表面に接着される。]
[0098] 第2の絶縁接着層120は、60℃での貯蔵弾性率が0.1MPa以上10MPa以下であり得る。]
[0099] 第2の絶縁接着層120の60℃での貯蔵弾性率が0.1MPa未満の場合には、流動性があまりにも大きく接着層のフィレット現象などが発生するおそれがあり、10MPaを超える場合には、マウント温度である60℃で接着層がバンプの形成されたウエハ表面を十分に充填するのに適切な流動性及び粘度を有していない。]
[0100] 本実施形態での第2の絶縁接着層120の成分は、第1の絶縁接着層105の成分と大きく異ならない。]
[0101] 第1の絶縁接着層105と同様に、フィルム形成能を有する高分子量のアクリル樹脂と硬化剤として働くエポキシ樹脂との混合物で構成する。]
[0102] ただし、第2の絶縁接着層120は、第1の絶縁接着層105に添加した紫外線硬化型高分子化合物及び光開始剤は含まない。]
[0103] 第2の絶縁接着層120もフィルム形態の接着剤であるため、接着力を示す硬化部と共にフィルム形成能に優れた熱可塑性樹脂を用いる。]
[0104] 第1の絶縁接着層105と同様に、第2の絶縁接着層120も熱可塑性樹脂としてアクリル樹脂を含む。]
[0105] アクリル樹脂の例は、アクリル酸エステルまたはメタクリル酸エステル及びアクリロニトリルの共重合体であるアクリルゴムなどである。]
[0106] エポキシ樹脂は、硬化して接着力を示すものならば、いかなるものも第2の絶縁接着層120に使用できる。ただし、硬化反応をするためには官能基が2以上でなければならないので、エポキシ樹脂は、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、フェノールノボラック型エポキシ樹脂およびクレゾールノボラック型エポキシ樹脂からなる群から選ばれ得る。]
[0107] また、第2の絶縁接着層120には、エポキシ樹脂を硬化させるための硬化促進剤を用いることができる。硬化促進剤としてはイミダゾール硬化促進剤やアミン硬化促進剤、フェノール硬化促進剤などからなる群から選び得る。このように第2の絶縁接着層120は、原則として、バインダーとして機能するアクリル樹脂、硬化部として用いるエポキシ樹脂及びエポキシ樹脂を硬化させる硬化促進剤で構成される。第2の絶縁接着層120が上記のように60℃での貯蔵弾性率が0.1MPa以上10MPa以下の値を有するためには、バインダーとして用いるアクリル樹脂の第2の絶縁接着層120中の含量が第2の絶縁接着層120中のアクリル樹脂を除いた残りの成分100重量部に対して30重量部〜70重量であり、かつアクリル樹脂のガラス転移温度が−20℃〜20℃であり得る。]
[0108] アクリル樹脂のガラス転移温度が−20℃〜20℃であれば、第2の絶縁接着層120は、60℃のマウント温度でバンプを有する凹凸のあるウエハ表面を十分に充填できる流動性を有する。しかし、−20℃〜20℃のガラス転移温度を有するアクリル樹脂であっても、第2の絶縁接着層120中アクリル樹脂を除いた残りの成分100重量部に対してアクリル樹脂が30重量部未満ならば、フィルム形成能を有するアクリルバインダーの絶対量が不十分で、フィルム状接着剤は容易に割れてロール状に巻き取るのが難しい。また、添加量が70重量部を超える場合には、接着層自体の流動性があまりにも大きくてチップを接着層に接着する際、寸法安定性が低下し、フィレット現象が発生する。]
[0109] また、第2の絶縁接着層120の寸法安定及び耐熱特性向上のためにシリカなどの無機粒子を添加できる。]
[0110] 特にウエハ表面と接する第2の絶縁接着層120には、ウエハに対する接着力を増加させるためにシランカップリング剤を1種又は2種以上の混合物で含むことができる。第2の絶縁接着層120のコーティング方法も、粘着層110および第1の絶縁接着層105と同様に、均一の塗膜を形成することができるものならば、いかなる方法で形成してもよい。]
[0111] 第2の絶縁接着層120の厚さは1〜100μm、より望ましくは2〜30μmが良い。2μm未満の厚さでは上下のチップ間の適切な接着力を示せず、30μmを超える厚さは、半導体パッケージのサイズを増加し、軽薄短小化という半導体パッケージの傾向に反する。]
[0112] <保護フィルム>
次は、本発明の一実施形態による複合機能テープの保護フィルム6について説明する。]
[0113] 本実施形態によれば、保護フィルム130は、最外郭の第2の絶縁接着層120を外部の異物や衝撃から保護することができるものならば、いかなる保護フィルムであれ使用可能である。]
[0114] 一般には、第2の絶縁接着層120をコーティングするため、走行フィルムを保護フィルムとして用いる。]
[0115] 半導体パッケージング工程中では、保護フィルムを複合機能テープから除去するので、分離が容易であるため、一般に、ポリエチレンテレフタレートフィルムを用いる。]
[0116] また、保護フィルム130は、離型性をさらに付与するために表面をポリジメチルシロキサンやフルオライド系離型剤などで改質させたものを用いることもできる。]
[0117] 以下では、添付図面を参照し、上記で説明した本発明の実施形態による複合機能テープを用いた半導体素子の製造方法について説明する。]
[0118] 図2〜図9は、半導体素子の製造方法の第1の実施形態を説明するための断面図である。] 図2 図3 図4 図5 図6 図7 図8 図9
[0119] 以下の説明において、各図面を通して同一の要素に対しては同一符号を付し、重複する説明は省略する。]
[0120] 図2に示した通り、本発明の一実施形態による複合機能テープは、基材フィルム100、粘着層110、第1の接着層105、第2の接着層120が積層されており、保護フィルム(図1参照)はパッケージング工程中は除去される。] 図1 図2
[0121] また、半導体ウエハ200は複数の半導体素子を含み、これら半導体素子にはバンプ(凸金属部)210が形成されている。]
[0122] 次に、複合機能テープをウエハ200の回路形成面に付着させる。具体的にはバンプ210が第1の接着層105及び第2の接着層120に埋め込まれるように複合機能テープをウエハ200に接着させる(図3参照)。] 図3
[0123] このとき、接着力を大きくしてボイドの発生を抑制するために、複合機能テープを所定の温度で加熱しても構わない。]
[0124] 次に、ウエハ200の裏面を点線で示した深さまで研削する(図4参照)。] 図4
[0125] 次に、ウエハ200の研削された面にダイシング用粘着テープ203を接着させる(図5参照)。その後、ウエハ200に形成された複数の半導体素子をそれぞれのチップにダイシングにより分割する(図6参照)。このとき、粘着テープ203には、紫外線硬化型粘着層204が形成されている。] 図5 図6
[0126] ダイシングは、ブレードダイシング及びレーザダイシングができるが、ブレードダイシングであれレーザダイシングであれ熱が発生し、発生した熱を除去するために多量の水を噴射させる。従って、第1の接着層105および第2の接着層120はダイシング中に熱による固着が発生せず、また、第1の接着層105と第2の接着層120は水分吸収率も低いので、水分による影響を実質的に受けない。]
[0127] 次に、紫外線を照射して粘着層110、204を硬化させ、ダイシングされたチップの離隔間隔を広げてピックアップを容易にするために、エクスパンド工程を実施する(図7参照)。] 図7
[0128] 最後に、ダイシングテープ203を除去し、複合機能テープから基材フィルム100と粘着層110部分を順に除去し、第1の接着層105と第2の接着層120を有するチップをピックアップする(図8参照)。] 図8
[0129] このとき、第1の接着剤層105および第2の接着剤層120は、半導体パッケージ中ダイボンド工程またはアタッチ工程で接着剤として用いられ、半導体素子を製造する。]
[0130] 図10〜図15は、本発明の第2実施形態による半導体素子の製造方法を説明するための断面図である。] 図10 図11 図12 図13 図14 図15
[0131] まず、図10を参照すると、前記実施形態と同一の構成の複合機能テープ及びバンプ210が形成された半導体ウエハ200が準備される。] 図10
[0132] その後、複合機能テープをウエハ200の回路形成面に接着させ(図11参照)、ウエハ200の裏面を点線で示す深さだけ研削する(図12参照)。] 図11 図12
[0133] 次に、別途のダイシングテープを用いずに複合機能テープを用いてダイシング工程を行い、ウエハ200に形成された複数の半導体素子をそれぞれのチップに分離させる(図13参照)。] 図13
[0134] 次に、紫外線を照射して粘着層110、204を硬化させ、ダイシングされたチップの離隔間隔を広げてピックアップを容易にするために、エクスパンド工程を実施する(図14参照)。] 図14
[0135] 最後に、複合機能テープの第1の接着層105と第2の接着層120が接着された状態でチップをピックアップする(図15参照)。] 図15
[0136] このとき、第1の接着剤層105と第2の接着剤層120は、半導体パッケージング工程中、ダイボンド工程またはアタッチ工程で接着剤として用いられ、半導体素子を製造する。]
[0137] 図10〜図15の実施形態の場合には、1つの複合機能テープを用いて裏面研削工程、ダイシング工程及びダイアタッチ工程を連続して行っていることが分かる。] 図10 図11 図12 図13 図14 図15
[0138] 以下、実施例を通じて本発明を詳細に説明するが、下記実施例は説明目的のためのもので、本発明を限定するためのものではない。]
[0139] <実施例1>
1.粘着層A−1製造
還流冷却器、温度計、ドロッピングパネルを備えた2L容量の4口フラスコに、エチルアセテート220g、トルエン150gを入れた。]
[0140] フラスコ内の溶液の温度を60℃に上げた後、メチルメタクリレート118g、ブチルアクリレートモノマー75g、2−エチルヘキシルアセテート187g、2−ヒドロキシエチルメタクリレート120g、アクリル酸30gおよびベンゾイルパーオキシド2.0gの混合物をドロッピングパネルを用いて90℃で3時間かけて滴下した。]
[0141] 混合物滴下時は攪拌速度は250rpmで攪拌し、滴下終了後に同温度で3時間反応物を反応させ、ジアゾビスイソブチロニトリル1.0gをフラスコ内反応物に投入した後、5時間維持して重合を完了した。]
[0142] 製造した高分子バインダー樹脂にイソシアノエチルメタクリレート15gを投入して常温で24時間反応させ、内在型粘着バインダーCA−100を製造した。]
[0143] 粘着バインダーCA−100の粘度は8000cps、固形粒子の含量は40%であった。]
[0144] 固形粒子の含量が40%で、重量平均分子量400,000の内在型粘着バインダーCA−100100gに対し、8gのポリイソシアネート硬化剤AK−75(Aegyung Chemical社)と1gのIC−184(Ciba−Geigy社)を添加して紫外線硬化型粘着組成物を製造した。]
[0145] 製造した紫外線硬化型粘着組成物を38ミクロンのPET離型フィルムSRD−T38(Saehan Media社)の片面にアプリケータを用いて10ミクロンの厚さにコーティングし、80℃で2分間乾燥させた。さらに、100ミクロンのPOフィルムOD−100(Riken Technos社)上に60℃の温度で積層後、40℃のオーブンで3日間エージングし、粘着層A−1を製造した。]
[0146] 2.第1の絶縁接着層B−1製造
アクリル樹脂WS−023(水酸基価あるいは酸価20mgKOH/g、Tg −5℃、平均分子量500,000、水酸基あるいはカルボキシル基含有量20、ナガセケムテックス社)260g、クレゾールノボラック型エポキシ樹脂YDCN−500−4P(分子量10,000以下、Kukdo Chemical社)120g、クレゾールノボラック型硬化剤MEH−7800SS(明和プラスチック産業社)40g、イミダゾール硬化促進剤2P4MZ(四国化学社)0.1g、メルカプトシランカップリング剤KBM−803(信越化学社)0.5g、エポキシシランカップリング剤KBM−303(信越化学社)0.5g及び無定形シリカ充填剤OX−50(Degussa社)20g、内在型粘着バインダーCA−100を8g、0.1gのIC−184(Ciba−Geigy社)を混合し、混合物を500rpmで2時間程度1次分散させた後、ミリングした。]
[0147] ミリングが完了した後、得られた反応物を38ミクロンのPET離型フィルムSRD−T38(Saehan Media社)の片面にアプリケータを用いて10ミクロンの厚さにコーティングし、80℃で2分間乾燥させた。さらに、38ミクロンPET離型フィルムSRD−T38(Saehan Media社)上に80℃の温度で積層後、25℃の常温で3日間エージング(Aging)し、第1の絶縁接着層B−1を製造した。]
[0148] 3.第2の絶縁接着層C−1製造
アクリル樹脂SG−80H(重量平均分子量350,000、Tg7.5℃、ナガセケムテックス社)150g、クレゾールノボラック型エポキシ樹脂YDCN−500−90P(分子量10,000以下、Kukdo Chemical社)150g、クレゾールノボラック系硬化剤MEH−7800SS(明和プラスチック産業社)20g、イミダゾール硬化促進剤2P4MZ(四国化学社)0.8g、エポキシシランカップリング剤KBM−303(信越化学社)0.4g及び無定形シリカ充填剤OX−50(Degussa社)40gを混合し、混合物を500rpmで2時間程度1次分散させた後、ミリングした。]
[0149] ミリングが完了した後、得られた反応物を38ミクロンのPET離型フィルムSRD−T38(Saehan Media社)の片面にアプリケータを用いて10ミクロンの厚さにコーティングし、80℃で2分間乾燥させた。さらに、38ミクロンPET離型フィルムSRD−T38(Saehan Media社)上に80℃の温度で積層後、25℃の常温で3日間エージングし、第2の絶縁接着層C−1を製造した
4.接着フィルムD−1製造
製造した粘着層A−1、第1の絶縁接着層B−1、第2の絶縁接着層C−1をラミネータを用いて順に積層させ、接着フィルムD−1を製造した。]
[0150] <比較例1>
1.粘着層a−1製造
アクリル粘着バインダーAT−4842(Tg −50℃、重量平均分子量600,000、Samwon Chemical社)100gに6官能ウレタンアクリレートU−324A(新中村社)80gを混合し、1gのポリイソシアネート硬化剤L−45(日本ポリウレタン社)および1.8gのIC−184(Ciba−Geigy社)を混合物に添加し、紫外線硬化型粘着組成物を製造した。製造した紫外線硬化型粘着組成物を38ミクロンのPET離型フィルムSRD−T38(Saehan Media社)の片面にアプリケータを用いて10ミクロンの厚さにコーティングし、80℃で2分間乾燥させた。さらに、100ミクロンのPOフィルムOD−100(Riken Technos社)に60℃の温度で積層後、40℃のオーブンで3日間エージングし、粘着層a−1を製造した。]
[0151] 粘着層a−1を除いては、第1の接着フィルムB−1、第2の接着フィルムC−1は、実施例1と同様の方法により製造した。製造した粘着層a−1、第1の接着層B−1、第2の接着層C−1はラミネータを用いて順に積層して接着フィルムd−1を製造した。]
[0152] <比較例2>
比較例2は、第1の接着層の製造において、紫外線硬化剤(光開始剤)であるIC−184を添加していないことを除いて、実施例1と同様にして製造した。]
[0153] <比較例3>
1.第2の絶縁接着層c−1製造
アクリル樹脂KLS−1045(重量平均分子量750,000、Tg 30℃、藤倉社)150g、クレゾールノボラック型エポキシ樹脂YDCN−500−90P(分子量10,000以下、Kukdo Chemical社)150g、クレゾールノボラック系硬化剤MEH−7800SS(明和プラスチック産業社)20g、イミダゾール硬化促進剤2P4MZ(四国化学社)0.8g、エポキシシランカップリング剤KBM−303(信越化学社)0.4g及び無定形シリカ充填剤OX−50(Degussa社)40gを混合し、混合物を500rpmで2時間程度1次分散させた後、ミリングを実施した。]
[0154] ミリングが完了した後、得られた反応物を38ミクロンのPET離型フィルムSRD−T38(Saehan Media社)の片面にアプリケータを用いて10ミクロンの厚さにコーティングし、80℃で2分間乾燥させた。さらに、38ミクロンPET離型フィルムSRD−T38(Saehan Media社)上に80℃で積層後、25℃の常温で3日間エージングし、第2の絶縁接着層c−1を製造した
第2の絶縁接着層c−1を除いては、粘着層A−1および第1の接着フィルムB−1は、実施例1と同様の方法により製造し、製造した第2の絶縁接着層c−1、粘着層A−1および第1の接着層B−1を順にラミネータを用いて積層して接着フィルムd−3を製造した。]
[0155] <比較例4>
1.単一接着層c−2製造
アクリル樹脂WS−023(水酸基価あるいは酸価20mgKOH/g、Tg−5℃、平均分子量500,000、水酸基あるいはカルボキシル基含有量20、ナガセケムテックス社)150g、クレゾールノボラック型エポキシ樹脂YDCN−500−90P(分子量10,000以下、Kukdo Chemical社)150g、クレゾールノボラック硬化剤MEH−7800SS(明和プラスチック産業社)20g、イミダゾール硬化促進剤2P4MZ(四国化学社)0.8g、エポキシシランカップリング剤KBM−303(信越化学社)0.4g及び無定形シリカ充填剤OX−50(Degussa社)40gを混合し、混合物を500rpmで2時間程度1次分散させた後、ミリングした。]
[0156] ミリングが完了した後、得られた反応物を38ミクロンのPET離型フィルムSRD−T38(Saehan Media社)の片面にアプリケータを用いて20ミクロンの厚さにコーティングし、80℃で2分間乾燥させた。さらに、38ミクロンPET離型フィルムSRD−T38(Saehan Media社)上に80℃で積層後、25℃の常温で3日間エージングし、単一接着層c−2を製造した。]
[0157] 単一接着層c−2を除いては、粘着層A−1は、実施例1と同様の方法により製造し、製造した粘着層A−1および単一接着層c−2を順にラミネータを用いて積層して接着フィルムd−4を製造した。]
[0158] 実施例1および比較例1〜4で製造した接着フィルムD1、d1、d2、d3、d4の特性評価は、次のような方法で行った。]
[0159] <接着フィルムの特性試験>
(1)ウエハの裏面研削性(BG)
実施例1及び比較例1〜4によって得られた接着フィルムを裏面研磨装置を用いて720ミクロンのウエハにマウントし、基材フィルムの裏面は80ミクロンの深さまで裏面研削した。試験結果は下記の通り判断した。]
[0160] ウエハの損傷及びマイクロクラックの発生がない(○)
ウエハの損傷及びマイクロクラックの発生がある(×)
(2)粘着層および第1の絶縁接着層間の180°平均剥離力測定(UV硬化の前後)
180°剥離力試験は、JIS Z0237規格に基づいて実施した。]
[0161] 実施例1及び比較例1〜4によって得られた接着フィルム試料をUV照射した後、各試料を25mm×150mmの大きさに切断した。]
[0162] 各試料の粘着層と第1の絶縁接着層との界面をピンセットを用いて剥がした。その後、試料を10N荷重セルを備える引張試験測定機(Instron Series lX/s Automated materials Tester−3343)を用いて上下ジグに挟み、引張速度300mm/minの速度で剥がし、剥離時に必要な荷重を測定した。]
[0163] UV照射は、DS−MUV128−S1(大成エンジニアリング社)を用いて70W/cmの照射強度を有する高圧水銀灯で3秒間、光量300mJ/cm2で照射し、試料はUV照射の前後に5個ずつ180°剥離力を測定して平均値を得た。]
[0164] (3)粘着層と基材フィルムの剥離性
実施例及び比較例によって得られた接着フィルムから、保護フィルムを除去した後に、各接着フィルムを60℃で8インチウエハの一面にAaron社のMounter AR−08WMを用いてマウントした。]
[0165] 接着フィルムが付着しているウエハの基材フィルム面に幅25mm、長さ300mmのアクリル接着テープ(Seotong社のOPP Tape)を熱圧着させた(接着テープ300mm中、200mmのみ圧着がなされた)。]
[0166] DS−MUV128−S1(大成エンジニアリング社)を用いて70W/cmの照射強度を有する高圧水銀灯で3秒間、光量300mJ/cm2でUV照射した。]
[0167] 10N荷重セルを備える引張試験測定機(Instron Series lX/s Automated materials Tester−3343)を用いて、上下のジグにウエハと接着テープとを挟み、引張速度1500mm/minで剥がした。剥離後に第1の絶縁接着層4の破れ状態や脱離状態を観察した。]
[0168] 第1の絶縁接着層の破れ、脱離、伸長がない(○)
第1の絶縁接着層の破れ、脱離、伸長がある(×)
(4)マウント時のボイド、チッピング、チップクラック
実施例及び比較例を通じて得られた接着フィルムを、Aaron社のMounter AR−08WMを用いて、バンプが形成された8インチ80μm厚さのウエハの表面に60℃で熱圧着させた後、Nikon社の光学顕微鏡ME600Lを用いて表面のボイドの状態を観察した。]
[0169] また、ウエハをDFD−650(Disco社)を用いて10.0mm×10.0mmの大きさのチップ100個に切断し、表面のチッピング及びチップクラック並びにチップの断面を観察した。]
[0170] ボイド、チッピング、チップクラックがない(○)
ボイド、チッピング、チップクラックがある(×)
(5)貯蔵弾性率
実施例及び比較例で得られた接着フィルム中、第2の絶縁接着層を厚さ200μm、幅7mm×長さ14mmに切断した後、DMAQ800(TA Instrument社)を用いて−10℃〜150℃に昇温速度4℃/minで温度を上げながら貯蔵弾性率を測定した。本試験では60℃のデータを採用した。]
[0171] (6)ダイ剪断強度(Die Shear Strength)
二酸化膜でコーティングがされている厚さ525μmのウエハを5mm×5mmの大きさに切った後、第1の絶縁接着層及び第2の絶縁接着層のみ60℃の条件でウエハに積層し、接着部分のみ残して切り落とした。]
[0172] 温度が120℃のホットプレート上に厚さ525μm、幅10mm×長さ10mmのウエハを置き、その上に接着部分が積層されたウエハ片を付けた後、ウエハ片を20秒間500gfの力で圧着し、125℃で2時間および175℃で4時間硬化させた。]
[0173] チップ間の接着力として、250℃で100μm/secの速度で剪断強度を剪断強度測定機Dage−100を用いて測定した。]
[0174] 表1は、実施例及び比較例の特性測定結果を示したものである。]
[0175] ]
[0176] 実施例1の粘着層は、剥離性を改善するために内在型粘着バインダーを用いて製造した。さらに、接着層は2層とし、第1の絶縁接着層は紫外線硬化型高分子を含み、紫外線照射後の粘着層に対する剥離力が0.1N/25mmで、表1から、第1の絶縁接着層は、裏面研削完了後にリール形状の接着テープによって容易に剥がせることが分かる。]
[0177] 実施例1の第2の絶縁接着層は、ガラス転移温度が−20℃〜20℃の間であるアクリルバインダーを用いて製造され、60℃の貯蔵弾性率が3.2MPaであり、マウント時のボイド、チッピング、チップクラックが発生しなかった。]
[0178] 実施例1の接着テープを使用してチップを接着した場合には、チップ間の接着強度は、約12Kgfである。]
[0179] 一方、内在型バインダーの代わりに混合物で粘着層を構成した比較例1は、粘着層と第1の絶縁接着層との間のの紫外線照射後の剥離力が0.87N/25mmであり、その結果裏面研削完了後にリール形状の接着テープによって第1の絶縁接着フィルムを粘着層から剥がそうとすると、第1の絶縁接着フィルムが裂けた。]
[0180] 比較例2は、粘着層および第2の絶縁接着層は実施例と同一で、第1の絶縁接着層が紫外線硬化型化合物を含有していなかった。]
[0181] 比較例2では、粘着層と第1の絶縁接着層との間の紫外線照射後の剥離力が0.18N/25mmに、減少した。しかし、裏面研削完了後にリール形状の接着テープによって第1の絶縁接着層が粘着層から十分に剥がれる程の剥離力ではないので、剥離時に第1の絶縁接着層の表面が浮き上がった。]
[0182] 比較例3は、粘着層および第1の絶縁接着層は実施例と同一であり、第2の絶縁接着層の製造に、ガラス転移温度が30℃であるバインダーを用いた。]
[0183] 比較例3の第2の絶縁接着層は、60℃での貯蔵弾性率が22.8MPaであり、バンプが形成されたウエハの凹凸を完全には充填できなかった。結果として、ウエハ表面にボイドが形成され、これによりダイシング時にボイド近辺でチッピングとチップクラックが発生した。]
[0184] 比較例4は、接着層が2層ではない単一接着層を用いたが、紫外線照射後の接着層と粘着層との間の剥離力が0.20N/25mmであり、裏面研削後に、リール形状の接着テープによって接着層が粘着層から剥がれなかった。]
[0185] 本発明によれば、粘着層、第1の絶縁接着層、第2の絶縁接着層および保護フィルムで構成された半導体パッケージ用複合機能テープが提供される。本発明の複合機能テープでは、粘着層は高分子粘着バインダー側鎖に紫外線硬化が可能な炭素−炭素二重結合を導入した粘着バインダーを含む。]
[0186] 第1の絶縁接着層は、炭素−炭素二重結合を有する紫外線硬化型高分子材料を、アクリル樹脂、エポキシ樹脂および硬化促進剤を合わせた100重量部に対して0.1〜10重量部混合して形成され、第1の絶縁接着層は紫外線照射後の粘着層に対する180°平均剥離力が0.1N/25mm以下である。]
[0187] 第2の絶縁接着層は、アクリル樹脂が、第2の絶縁接着層中アクリル樹脂を除いた残りの成分100重量部に対して30重量部〜70重量部で含まれ、かつアクリル樹脂のガラス転移温度は−20℃〜20℃である。これらの成分を含む複合機能テープは半導体パッケージ用に用いられ得る。特に本発明の複合機能テープは裏面研削工程とダイアタッチ工程を別途のテープなしに連続して進行することが可能である。]
权利要求:

請求項1
基材フィルムの一面に形成された紫外線硬化型粘着層、前記粘着層上に形成される第1の接着層及び第2の接着層を備える複合機能テープであって、複数の素子を有する半導体基板の素子形成面の反対面を研削する工程および研削された半導体基板面に紫外線硬化型粘着層が形成されたダイシングテープを用いて半導体基板をそれぞれのチップにダイシングする工程を行う間、前記複合機能テープは複数の素子形成面に接着され、前記複合機能テープの第1の接着層および第2の接着層は、前記ダイシングする工程により分離されたそれぞれのチップをピックアップしてダイアタッチする間、それぞれのチップに接着されていることを特徴とする半導体パッケージ用複合機能テープ。
請求項2
基材フィルムの一面に形成された紫外線硬化型粘着層、前記粘着層上に形成される第1の接着層及び第2の接着層を備える複合機能テープであって、複数の素子を有する半導体基板の素子形成面の反対面を研削する工程と、前記半導体基板をそれぞれのチップにダイシングする工程を行う間、前記複合機能テープは複数の素子を有する半導体基板の素子形成面に接着され前記ダイシングする工程により分離されたそれぞれのチップをピックアップしてダイアタッチする間、複合機能テープの前記第1の接着層と第2の接着層はそれぞれのチップに接着していることを特徴とする半導体パッケージ用複合機能テープ。
請求項3
前記第1の接着層は、前記粘着層への紫外線照射後の粘着層および第2の接着層との剥離性を改善するために、粘着層と第2の接着層との間に介在し、紫外線硬化型質を含でいることを特徴とする請求項1又は2に記載の半導体パッケージ用複合機能テープ。
請求項4
前記第1の接着層は、紫外線照射後の前記粘着層に対する180°平均剥離力が0.1N/25mm以下であることを特徴とする請求項1又は2に記載の半導体パッケージ用複合機能テープ。
請求項5
前記第1の接着層および第2の接着層は、熱硬化型であることを特徴とする請求項1又は2に記載の半導体パッケージ用複合機能テープ。
請求項6
前記第2の接着層は、60℃での貯蔵弾性率が0.1〜10MPaであることを特徴とする請求項1又は2に記載の半導体パッケージ用複合機能テープ。
請求項7
基材フィルムの一面上の紫外線硬化型粘着層、前記粘着層上の第1の接着層及び第2の接着層を備える複合機能テープをバンプが形成された半導体基板に接着する工程と、前記半導体基板の裏面を研削する工程と、前記半導体基板の研削された面にダイシングテープを接着する工程と、前記半導体基板をそれぞれのチップにダイシングする工程と、ダイシングテープを除去して前記チップを前記第1の接着層と第2の接着層と結合した状態でピックアップする工程と、前記第1の接着層及び第2の接着層が接着した前記チップをダイアタッチする工程と、を含む半導体素子の製造方法。
請求項8
基材フィルムの一面上の紫外線硬化型粘着層、前記粘着層上の第1の接着層及び第2の接着層を備える複合機能テープをバンプが形成された半導体基板に接着する工程と、前記半導体基板の裏面を研削する工程と、前記半導体基板をそれぞれのチップにダイシングする工程と、前記第1の接着層および第2の接着層が接着された前記チップをピックアップする工程と、前記チップを前記第1の接着層及び第2の接着層を用いてダイアタッチする工程と、を含む半導体素子の製造方法。
請求項9
前記ダイシングする工程後、ピックアップする工程前に、前記テープに紫外線を照射する工程をさらに含むことを特徴とする請求項7又は8に記載の半導体素子の製造方法。
請求項10
前記ピックアップする工程前に前記ダイシングテープをエクスパンドし、ダイシングされた前記それぞれのチップの間隔を広げる工程をさらに含むことを特徴とする請求項7に記載の半導体素子の製造方法。
請求項11
前記ピックアップする工程前に前記複合機能テープをエクスパンドし、ダイシングされた前記それぞれのチップの間隔を広げる工程をさらに含むことを特徴とする請求項8に記載の半導体素子の製造方法。
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